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■ MUSIC PC ECS LIVA の電源をノイズの少ないトランス式安定化電源(COSEL GT2)にしました。  ■
ゼロスピンドルで完全無音・無振動 音楽再生パソコンECS LIVAの電源をクリーンなリニア電源化

「LIVA」は回転物が無いゼロスピンドルなので機械的なノイズや振動は全く発生しません。しかし、付属のACアダプタ(5V3A)は、スイッチング電源ならではの高周波ノイズの発生源になっています。 このノイズは伝導ノイズとして電源ライン上に流れたり、放射ノイズ(有害電磁波)となって、自らや他の機器に悪影響を及ぼす可能性があります。
折角の機械的ノイズがゼロで音楽再生パソコンとして素性が良い「LIVA」ですので、出来ればクリーンな電源を使用して電気的ノイズの発生も抑えたいと思っておりました。

一般的なデスクトップパソコンの電源容量は数百ワット必要で、これをノイズの少ないトランス式安定化電源にするには、それなりの金額が必要になりますが、 「LIVA」の電源は5V3Aで15W程なので 、トランス式安定化電源を自作するにしても数千円の費用で出来そうです。
そうこう考えている時に、No.20の「LIVA」のページを見た友人からメールが届き →(「LIVA」で使えそうな5Vのリニア電源が余っているので日曜日に持って行きます )・・・とのこと。
そして日曜日。 友人から何と三台も電源を頂戴しました。
*(向って左がCOSELのGT2.5W 中央がGT2.5 右がGT2で、友人はこれらをNASの電源にしていたそうです。)

内部を確認して見ると立派なトロイダルトランスが鎮座しており、外観のヒートシンクと合わせて如何にも高級そうな雰囲気を醸し出しています。 COSELのリニア電源GTシリーズをネットで調べてみると、けっこうなお値段の電源のようです。
「LIVA」に使うのは向かって右のGT2で、5V2.5Aの出力です。
中央のGT2.5は12V2.2Aの出力なのでアンプ用に使えそうです。

COSELのGTシリーズは機器組込型電源のためAC100Vの端子も剥き出しです。
民生用として使用するにはちょっと危険なので、まずは安全第一ということで端子カバー を作り、ヒューズとスイッチを取り付けることにしました。

カバーが完成し取り付けた状態です。
左が「LIVA」用の電源です。
「LIVA」本体のDC-INポートはmicroUSBのBタイプなので、給電ケーブルとしてスマホ充電用ケーブルが使えるように、電源の出力部にUSBのAメス端子を取り付けました。

「LIVA」への給電ケーブルです。
最初に左の黒いケーブルを使ってみましたが、OS起動途中で「LIVA」の電源が落ちてしまいました。このケーブルは外径そのものが細い上にデータ線入りなので 、電圧低下を起こしているようです。
次に中央のケーブルを試してみました。このケーブルもデータ線入りですが外径は太いです。結果OSは完全に起動しますがアプリを起動したりすると落ちる場合があり、不安定でこれも使い物になりません。
仕方なく急きょ量販店に行き、充電用ケーブルを物色していると「2.4A出力対応・充電専用ケーブル」なる物を発見。即購入。
結果は◎goodでした。

上記のようにケーブルによる電圧低下を考慮して、電源の出力電圧をUSBの規格上限の5.25Vに設定しました。
*(「LIVA」がUSB規格に準拠しているかは不明です。)

付属のスイッチング式ACアダプタ使用時と、リニア電源使用時での音質の違いをチェックしてみましたが、実は私には違いが分かりませんでした。
というのも電源を切り替えるには →(「LIVA」をシャットダウン→電源コネクタを差し替える→「LIVA」を起動→プレーヤーアプリを起動 の手順で)1分半位要します。 その間に自分の聴覚や脳はリセットされてしまうようです。 それに再生装置の貧弱さ等もあるので違いが感じ取れないのかも知れません。

節電効果や軽量コンパクトという点では付属のACアダプタの方が優れています。 しかし、リニア電源を使用すれば可聴帯域外とはいえスイッチングノイズが減少するのは確かなので 、音楽再生機器にとっては好ましいことだと思います。 ・・・・・・・・・・・但し、「付属のACアダプタ以外での電源入力機器のご使用は保証対象外となります。」ですのでご注意ください。

モニター背面に「LIVA」をVESAマウント。前面に小型USB DACをマウント。 これで家中らくらくモバイルOKです。
*(2014年7月23日時点ではubuntu用のWi-FiとBluetoothの正式Driverが提供されていません。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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