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LM1875 ICアンプ

IC「LM1875」を使用した株式会社秋葉原(aitendo)の商品名「AKIT-LM1875」というアンプ基板キットです。 このキットには整流用ブリッジダイオードと平滑用電解コンデンサー35V4700μF×4本も付属しています。
そして大変魅力的な価格(\1,250円)だったので、つい購入してしまいました。
LM1875は±25V電源で4Ωまたは8Ωの負荷時、出力20W×2。熱保護機能を内蔵しており、チップ温度が170℃でシャットダウンし、145℃まで下がると動作を再開するが、温度が再び上昇し始めた場合は150℃でシャットダウンするそうです。

基板の写真です。
シルク印刷は大きくて見易く分かり易いです。
アンプ
基板上に整流平滑用部品も搭載します。
嬉しいことに入力カップリングコンデンサー用のランドが多数用意されているので、アキシャルリードのコンデンサーでも無理なく取り付けられそうです。

これが全付属部品です。
説明書等のペーパー類は付属しないので、必要に応じて自分で印刷し、基板シルク印刷と照らし合わせながらの組立です。

基板完成。
作製していて気付いたのですが、このキットはコスト削減の為かICメーカー(ナショナルセミコンダクター)提供のデーター表と比べると、付属している部品の定数が小さかったり、省かれている部品等もありました。取りあえず付属部品で組み立てましたので、後に不満を感じたら変更しようと思います。

バラックでの音出しテスト。
無信号時のアイドル電流約90mA。
無信号時の出力DCオフセットはLchが0.9mV、Rchが−1.0mV。
*(電源ON・OFF時ポップノイズ出ます)

LM1875のIC取り付けタブは3番ピンと通じており、−VEE電位(マイナス)なので、絶縁シートと絶縁ワッシャーを用いて放熱器に取り付けます。
音出しテスト時に、放熱器が僅かに暖かい程度でも、IC取り付けタブは65℃もあります。熱保護機能が働くまでは、まだまだ余裕がありますが、現在使用しているシリコンゴム製絶縁シートの熱伝導が今一つの様なので、対策を思案中です。

入力カップリングコンデンサーを交換しました。
「太い音が出ますように」と期待を込めて、見た目が太くて大きいVISHAY(旧ERO)MKT1813の2.2μFに交換しました。

ケースはタカチのHIT23-7-18。
電源トランスはRS社の120VAトロイダルトランスで2次側出力がAC18V×2です。
ICの絶縁シートはシリコンゴム製のままですが、ICの取り付け面をサンドペーパーで磨き、放熱シリコングリスを少量塗って取り付けました。その結果、通常使用の音量ではICタブの温度は43℃位で落ち着いています。

ケース内部はトランスと基板一枚だけなので至ってシンプルです。

音質は弾力性に富んだ低音と充実した中音で、音楽をより躍動的に感じさせるようです。
この様なアンプと巡り合えると、抽選で当たりクジを引いたような嬉しい気分になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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