IC「TDA1554Q」を使用したアンプを3台作りました。それぞれ仕様も音質も違うので、別々に紹介いたします。
TDA1554Qは電源電圧14.4V時BTL接続で出力22W×2(4Ω)とのことです。

このページはIC「TDA1554Q」をユニバーサル基板に自作したアンプです。(TDA1554QICアンプ-3台目)

ケースはタカチのHEN110620。
電源トランスはRS社の50VAトロイダルトランスで2次側出力がAC12Ｖ。
平滑用コンデンサーは25V4700μF×4本。
入力カップリングコンデンサーはEROのMKT1813シリーズ。
デカップリングはFineGoldで、部品の定数はオーディオワークス社製と同じです。

音質は他の2台と同じで、明るく滑らかで力強く、そして3台の中では一番音に厚みを感じます。

アンプ部と整流平滑部はそれぞれ72mm×47mmのユニバーサル基板で作りましたが、スペースの半分をトランスが占めるのでレイアウトに苦心しました。その結果、写真のようにICをケースの底面に取り付け、Ｌ字金具でアンプ基板を固定しています。
自作の場合はレイアウトで悩むことが多いです。

IC「TDA1554Q」アンプは外付けの部品数が少ないので、ユニバーサル基板でも容易に作れます。
コストパフォーマンスは非常に良いと思います。
カーラジオ用のＩＣですが侮れません。