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TDA7057AQ ICアンプ

フイリップスのIC「TDA7057AQ」を使用したオーディオワークス社の基板キット「TDA7057AQ_SMP」です。基板の大きさは4cm程の極小サイズです。

極小の基板サイズを活かすためケースは出来るだけ小さくて ヒートシンクを兼ねる物をと、タカチのアルミダイキャストTD8-8-4を使用しました。

このICは電源電圧15V時8Ω負荷で出力8W×2。そして音質に影響しないDCボリューム回路付きとのことです。(指定VRは10KΩB型の単連)
音質は明るく爽やかな感じの素敵な音色です。しかし音量を上げると歪み感が強くなるので、高能率のスピーカーでないと苦しいと思います。また、DCボリュームのためなのか、音量調整がノブ位置12時位から急にシビアになります。
けっこう発熱もします。通常の音量でICが取り付けてあるケース右側面で55℃位。

上記の「音量を上げると歪み感が強くなる。そして音量調整がシビアになる」件はDCボリューム回路が関係しているようです。対処法としてゲイン調整用の10KΩVRを10KΩの固定抵抗で置き換えて、一般的なアンプのように入力音声信号をボリュームコントロールすると改善するようです。

ケースの外寸(8cm×8cm×4cm)からは信じられない音が出ますので実物を見た方は皆驚きます。
内寸は写真のように更に小さく、特に四隅には蓋取り付け用の出っ張りがあるので、スピーカー端子は小型のハーモニカ端子を使用して、外付けでターミナルを接続しています。
平滑用コンデンサーは25V6800μFを搭載しました。

いつも自作の際にパーツのレイアウトで悩むことが多いですが、何故か懲りずにギリギリサイズのケースを選んでしまいます。
*(このキット、数年前に購入した時点では、回路図と基板のパターンが違っていましたので少し基板を加工しています。)

*(2015/03  後ればせながら画像を追加掲載しました。)

上記の「音量を上げると歪み感が強くなる。そして音量調整がシビアになる」件の対策済みの画像です。

ゲイン調整用の10KΩB型単連VRを10KΩの固定抵抗で置き換えて、入力音声信号をボリュームコントロールするように改良しました。

これでフイリップス サウンドを思う存分堪能できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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